読書記録:自分の答えのつくりかた/INDEPENDENT MIND (渡辺 健介著)

読書記録

人のために役に立つ書籍レビューというよりは、読書記録や心に響いた言葉を、自分が忘れないようにするために書き留めておこうと思います。

 

自分の答えのつくりかた/INDEPENDENT MIND (渡辺 健介著)

本屋さんで、思考力・問題解決系の書籍を探しているときに、この本をみつけました。

この本は、やさしい言葉で、意思決定する場面・ロジカルシンキングを使用する場面のコンテキストがわかりやすいように、簡単なストーリー仕立てで書かれています。とっつきやすいという意味でもそうだし、身につけておきたいスキルやマインドの習得という意味でも、中高生のときに(もっと若い時に)読みたかったなぁと思った本でした。実際、著者も中高生にもわかるように意識して執筆したという旨をあとがきで述べています。

 

学び

大人になってしまった私にも、たくさん学べることはありました。特に心に響いたのは、「甲子園は自分で作る」といったメッセージ。

若い時、特に学生時代は目指す(と良いと思われる)ゴールやそこへ向かう道がわかりやすく設計されていることが多いと思います。たとえば、運動系の部活ならやっぱり甲子園やインターハイは目指したいところだよね、とか。

大人になると、どういう環境で自分がどんな状態になっていたいかということを自立した価値観を基準にゴール(甲子園)を自分自身でデザインしなくてはいけない。それが、今まさに私がもがいているところで、これから10年後にどうなっていたいという目標とする自分自身の姿とそれまでの過程をデザインすることに大変苦労しています。まさに、自立した価値観を築いているところかなと感じています。

それから、「絶えず進化して行くために重要なのは、差を浮き彫りにするべき」というメッセージ。私は毎日、(ネガティブな意味で)人との差を感じているし、進化したいと切に願っています。そこまではできていると思っています。できていないことは、本当に変わりたいと思えていないということ。あるいは、差があるということを、心から悔しいと感じないということ。

この本では、本当に変わり成長したいと思うためには、「差を感じる機会」を自ら積極的に、絶えず生み出していくことが重要であると述べられていますが、わたしに足りないのは、差を感じたあとに、自分に必要だったのに足りなかったと認識し改善・進化する力。そのためにも、上のい子園(なりたい状態・理想)を早く決めないといけないな。

仕事の対象に興味がなくてもパフォーマンスを出せる人、とかかな...

淡々と興味のない仕事をこなす、プロフェッショナル。案外、いいかも。