瞬間速読アプリ

時間の使い方

ついこないだまで、海外ドラマシリーズに中毒症状がでていた solas です。

SUIT  というドラマを毎晩、家族が寝たあと22時頃から深夜の1時頃までみ観ては寝不足になるという日々が続いていました。大体一日3話くらい観るので、だいたい2ヶ月程で、シーズン1から5まで観きってしまうというペースでしょうか。

SUITを観終わると、今度は燃え尽き症候群のような感じになって、なんだか悲しくなるという始末。

そこで、昔観た海外ドラマをもう一度観直そうかなと、ふと思いたち、デスパレートな妻たちをシーズン1から観ることにしました。

シーズン1くらいまでは、なんとなく内容も覚えているのですが、シーズン2くらいから、ほとんど内容を覚えていないことに気づいてしまいました、、、。

そもそも、最初は、海外ドラマのストーリー自体や演出が好きだったし、生きた英語の勉強にもなるだろうとおもって、ドラマを観始めました。何よりドラマを観ているときが、楽しかったので、それだけで十分でした。

でも、今回、二回目に同じドラマを観たときに、あんなに夢中になって観ていたのに、ストーリーも英語もほとんど覚えていないという事実に対して、’無駄な時間を過ごしていた’と自分自身が感じてしまい、改善・進歩が必要だなと落ち込みました。

もちろん、たとえば、東野圭吾の小説を読んで楽しかったけれど、いざ友人に説明するときに、内容が細かく思い出せない、というような事も体験したことがあるから、そういった忘却してしまうこと自体は、起こるだろうと思います。

ただ、次のストーリーを観たくて仕方ないから平日に寝不足になるという中毒症状まで出ていて、熱中していたのに、結局忘れてしまって、そんなもんか、と思うと、どうせ忘れるにしても、誇れることや、足りていないことを補って自信につながるようなことに時間を使うべきだなと痛感した次第です。

 

進化への第一歩

前段が長くなってしまいましたが、わたしは、今、input を得たい時期。

どんな input かというと、自分が足りていないと思っていることを補って自信につながるようなもの。忘れてしまってもいい、output する機会がなくてもいい(あるいは output を怠ってもいい)。ただ、自分の苦手意識を持っているものごとに対して、シンプルに inputを得る、action を起こす時期

 

文章へのコンプレックス

文章を読むのが遅いことを治したいという目的で、昨晩、こんなアプリを見つけました。

瞬間速読というアプリで、青空文庫に掲載されている名作文学を題材に速読の練習ができるというもの。

メインの速読練習機能以外に、速読に関する Tips と、アプリの仕様などの説明があるのみで、それ以外の余計なもの(広告, 権限アクセス、課金など)は一切ないし、オフラインで使えるシンプルで良いアプリ。

 

さっそく、

走れメロス(太宰治)

注文の多い料理店(宮沢賢治)

蜘蛛の糸(芥川龍之介)

を速読で読んでみました。

デフォルトのスピードが速く、最初は少し驚きましたが、すぐにそのスピードには慣れてしまいました。途中からスピードを上げられるくらい、案外、速いスピードで文字を追えるようになりました。

走れメロスは、小学校の時に読んでいたから、なんとなく、内容は理解した状態で速読を開始。とはいえ、”ディオニス” とか、”下賤の者!”という単語やフレーズは、普段私は使わないし、視界に入ること自体がほとんどないので、言葉を追う事自体に少し手こずり、もしかすると、他にもこの類の単語やフレーズは見落としていたかもしれないです。

注文の多い料理店と、蜘蛛の糸は、名前は知ってたけれど、恥ずかいことに読んだことがなかったので、今回、(速読だとしても)読むことができて良い機会でした。

実際、本当にどちらも数分で読み終えてしまい、上に書いたように、ストーリーの中の細かいフレーズは覚えていないけれど、ストーリーの筋はわかったので、自分自身に驚いてしまいました。やった、読みきった(気がする!)という感じ。

 

青空文庫にあるような、著名な文学作品をこれまでにほとんど読んだことがなく、そのことが、コンプレックスでした。それだけでなく、文章を読むときも、あたまの中で、音読してしまうので、読むのが遅くなり、文学作品を純粋に楽しむ以前に、読むこと自体に苦手意識がありました。

そんな私の2種類のコンプレックスを、緩和してくれたアプリとの出会いでした。

少しでも昨日よりも前に進めたから、素晴らしい日だ!